IT業界の労働環境

IT業界は3K(きつい、帰れない、給料が安い)などと言われ、労働環境があまりよくないイメージがあります。
必ずしもこのことがあてはまる企業ばかりではもちろんありませんが、仕事がいわゆる顧客から仕事をもらうという形を成しているため様々な要求が顧客からあったりします。ですので納期があったり質が求められたりするのですが、これは結構ハードだったりします。
仕事量が多いのに納期が早く、その中で顧客が求めているものを完璧に作らなくてはならないということがあるので、結果的に仕事時間が他の分野に比べると長くなったり、時には休日に仕事をすることもあるのです。また、ホームページの運営、セキュリティの監視、対応なども業務にあるので、決まった時間の勤務というのもしにくいのです。トラブルが起きればそれに対応しなくてはならず、それが必ずしも平日に起こるとは限りません。ですので、IT分野の仕事は例えば公務員のように午前9時から午後5時まで、というようにしっかり決めるのは難しいのです。このことからIT業界は裁量労働制をとっていることが多いです。裁量労働制とは、ある仕事を終わらせるのにどのくらいかかる、という概算を出して、その概算に応じて勤務時間や給料が決まっていくことを言います。ですので例えば8時間かかる仕事を6時間で終わらせることが出来ても、8時間というみなし労働となり給料はその分支払われるという仕組みです。これは、労働時間が一定ではない業界に合っているのですが、問題はこの言葉を隠れ蓑にして給料を正当に支払わない企業もあるということです。
特にIT業界にこの問題は多発しているので、自分でしっかり管理していくか、それでも合わないと感じた会社は転職するかして自分の身を守ることが必要です。

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